ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

長居植物園へ

                 無粋な人工物


 昨年末にリニューアルされた大阪市立の「長居植物園」を訪ねてきた。未来志向の植物園にするために「種」を蒔いているというので、サークルとしても興味があり、どんな未来が創造されるのだろうと興味津々で訪問してきた。
 ところが夏休みが終わって直ぐという日程設定と、端境期ということもあり、花壇などの草花類は掘り返され何も残っていない。昨年下見で訪問したときに設置されていた「種蒔き」看板は撤去されているので、何処に「未来の種」が蒔かれたのかもよく分からない。やたらに目立つのはイベント用の人工物である。植物園本来が持つ研究施設だという目的を逸脱させて、レジャー施設に作り替えようというのが、管理者側の未来志向構想らしい。子どもたちのための学習施設として生まれ変わるのを期待していたのに、変な人工物の設置は興ざめである。
 花がなければ樹木の実でもと、樹木観察に切替えて園内を巡ってきた。果樹園ではカリンなどが大きな実を付けている。カリンは香りが良いのでトイレに入れておくのが良いとか、下駄箱の匂い消し用に使っているなどと主婦目線のアイデアが披露されたりする。万葉植物エリアではカラタチが花と実を同時に観察出来た。
 何処の植物園を訪れても皆さんに観てもらいたいのが、まるでバナナの房が寄り集まって球形を作っているようなカンレンボクである。中国雲南省原産で大正時代に渡来してきた。かなりな高木になるので製紙材料や用材として使われるが、日本での用途は公園樹ぐらいだろう。薬用にもなると言うことだが、あのバナナに薬効があるのだろうか?ウルシ科の大木チャンチンモドキの実もたくさん落ちていたので、味見してみたら仲間からウルシ科なのに大丈夫?と心配された。すかさず高級果物のマンゴーもウルシ科ですよと返しておいた。


「夏休み 終えて訪問 花も無く」

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