ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

桜蓼(サクラタデ)


 9月中に治しておきたかった歯の治療が10月まで伸びてしまい、不本意だが窓口で2割負担をしてきた。高齢者にとっての医療費は倍加されたことになり、これからは足が遠のくこと必至だろうと思いながら帰路についた。
 何度も通っている道だが、サクラタデが群生しているのに初めて気付いた。医療費を倍も払わされた不満を忘れて、嬉しさの余り写真に収めるために近寄る。通院帰りだから観察グッズを持ち合わせていない。雌雄異株の雄花と雌花の違いを撮りたいのだが、背景を遮るバックがないとピントが合わずにアップに耐えられない。何枚も写したが、雄花の雄しべが長いところや、雌花の花柱が長いなどの違いを記録出来なかった。
 いつも観察会で見付けたら嬉しくなるタデ科の植物ではサクラタデとヤナギタデぐらいだろうか。観点を変えるとミゾソバに似た仲間探しも観察会の定番にしているのだが・・・。サクラタデの変種だと思われるシロバナサクラタデなどはわざわざ尋ね歩いて来たことを思い出す。そんなサクラタデの群生地を発見しただけで有頂天になり、医療費問題を忘れてしまう極楽トンボである。赤とんぼも里に下りてきたがアキアカネだろうか。因みにサクラタデは別名でヨウキヒタデ(楊貴妃蓼)とも呼ばれている。


「治療費の 痛さ忘れて 桜蓼」

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