ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

日本の古称:秋津島


 妻がガイドの町外研修で出掛けたので留守番を頼まれた。我が家で言う留守番とは、主夫業をこなしてという意味合いである。といっても洗濯物は済まして出掛けたので、午後3時に取り入れるだけである。主な仕事は夕飯当番ということになる。頼まれた時に既に献立は閃いた。冬場にさしかかってきたので好物の「おでん」で決まりだ。
 午前中に食材を調達しておこうと道の駅と地元スーパーに行くことにした。しばらく居座った寒さも去り、秋晴れの散歩日和である。早稲の稲刈りは終えているが、晩稲の広い田んぼではまだ黄金色になっていない。アキアカネらしき赤とんぼが電柵で羽を休めている。この風景こそ古事記に登場した「秋津島」ぴったりだと思った、正式には「大倭豊秋津島」と本州を指す古称だった。秋津とはまさにトンボの古名である。たくさんのトンボが飛び回るほど、作物が豊かに実る国という意味合いらしい。
 主食からの米離れが懸念されているが、世界では日本食ブームが拡がっている。コロナでの水際対策も緩和され一気に海外からの旅行者が押し寄せて来だした。観光と合せて本場で日本食を食べたいという声も聞かれる。居ながらにして日本食を採れる贅沢を無駄にしてはならない。
 たまたまサークルメンバーから拘りだという古代米の煎餅を頂いた。これがすこぶる旨いので紹介しておきたい。米への誘いに寄与できるかもしれない。


「電柵を お借りしますと 赤とんぼ」

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