ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

葉は花見ず(ヒガンバナ)


 せっせと1万歩あるきに勤しんでいる。体力作りもさることながら寒風に慣れたい。冬が来たよと体を覚醒させたい思いからである。雪でも降れば近くの山にトレースをつけに行きたくなるようにしておきたい。
 散歩中の自然観察も欠かせない。季節を違えた花なども寒さに震えているはずだ。この季節目に付く緑はヒガンバナの葉っぱである。秋のお彼岸に合わせて優雅な花を咲かせてくれるが、その季節に葉っぱを観ることが出来ない。花が終わり、周りの草本植物も枯れて、姿を消してしまった頃を見計らって、やっとヒガンバナの葉っぱが出てくる。冬の日差しを独り占めする作戦である。鹿などは毒草だと知っているので食べられる心配もない。春になるとその葉っぱも姿を見せなくなる。
 花と葉っぱを同時に観ることは出来ない。花の季節には葉っぱはなく、葉っぱの出るときには花を咲かせない。「花は葉を思い、葉は花を思う」という意味で韓国では「相思華(サンチョ)」と呼ばれている。何と粋な名前だろうか。韓国ドラマを彷彿させてくれる。
 「親孝行の木」、受験生にも「落ちない木」として人気のあるヤマコウバシの葉っぱが目立つようになってきた。春まで葉っぱを落とさないが、近寄って観察すると、葉っぱを落とした後に、直ぐに芽吹き出来る準備をしている冬芽を観ることが出来る。冬場の観察会でのテーマとして欠かせない「冬芽観察」。その時には寒風にも慣れ親しんでいるだろう。
 ボジョレーヌーボの白を早く飲みたいと、ラ・フランスの生ベーコン巻きと奥出雲のチーズをお供に戴いた。若いワインもさっぱりして美味しい。赤白とも満足だった。


「冬萌の 緑が目立つ 散歩道」

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