望年会こぼれ話
小さな気遣い
主宰者からのお礼
都会のオアシス慶沢園に来たのは初めてだと仰る方もおられた。そんな意味でも2時間足らずのミニ観察会先として喜んで頂けた。
何よりも皆さんを歓喜させたのはカワセミをしっかり観て貰えたことだろう。今までの観察会でも何度かカワセミを見たことがあるが、参加者全員がスマホを取り出して、ゆっくり姿を収めることが出来るなど希なことである。通常ならバーダーがカメラを構えてカワセミを狙っておられるのを、お相伴させて頂く程度だった。
庭園に配置された置き石を縄張ばかりとばかりに、飛び去っては戻ってきてくれる。時たまダイビングキャッチで小魚をつかまえたりするのを見せてくれる。人慣れしているのか、翡翠色の綺麗な姿を誇らしげにファッションショー。岩から離れようとしない。仲間も釘付けになっているので、出発の合図で促さないと離れようとはしなかった。因みにカワセミの漢字表記は「翡翠」である。
シャリンバイは花と果実を同時に観察出来たし、ツワブキも寂しい冬場に彩を添えている。ジュウガツザクラも何ヶ所かで咲いていた。ラクウショウの気根も観察して頂けた。ミニ観察会は上々の前座の役目を果たしてくれた。
望年会こぼれ話として紹介したいのは、ミニサイズの紙コップを配ってくれ、マスク入れに使って下さいとの仲間の気遣いである。赤とんぼさんも全員分のストラップを用意して下さった。そんな仲間に支えながら8年間例会を続けて来られた。
「冬の池 翡翠ぽちゃんと ダイブして」