ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

冬苺(フユイチゴ)と古墳

                 勝福寺古墳


 誰も採りに来ないのか「きずきの森」にはフユイチゴ採り切れないほど繁茂している。摘まんで生食するのが常だが、ジャムとか果実酒に出来る。滋養強壮と老化防止の薬効があると言うから試してみたい気もするが、トゲがあり実も小振りなのでクサイチゴほど簡単に採取しにくい。
 「和漢三才図絵」には「果実は甘く、酸、五臓を安んじ精気を益し、志を強くし、力を倍す。久しく服すれば身を軽くし老いず」と記述されている。変わったところでは葉を煙草の代用に使ったらしい。
 きずきの森からのルートで、帰路にバスを使わず川西能勢口まで歩くコースを探してみた。かなり前にも試したことがあるが、その時は藪漕ぎをして住宅地にたどり着いた苦い思い出がある。今回は概略図と道標に従って歩いたおかげで、難なく住宅地まで降りることが出来た。そのコースは余り利用されていないようだった。ヘンスには獣よけ開閉部が設置され、山と住宅地の結界をイメージさせ、余り気安く通行するな!と言われているような錯覚を抱かせる。でも駅に向かって歩いていると古墳の案内看板を見付けることが出来た。思わぬ収穫である。入ることは出来ないが前方後円墳の雰囲気だけは伝わり、石室の入り口部を見せている。埋蔵物は資料館に展示されているらしいので、日を改めて訪れたい。川西南部を支配していた6世紀後半の首長のものと推定されている。


「冬苺 里山歩きの ご褒美に」

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