春がそこまで
牛糞散布
オオイヌノフグリ
散歩に出掛けると少しずつ春が近寄って来ているのを感じる。モクレンの蕾が膨らんで、冬の間纏っていたコートを脱ぎ出しそうである。蕾を観ただけではモクレンとハクモクレンの区別がつかない。この蕾を生薬で辛夷(しんい)という。「辛夷」をコブシの漢字表記に使っているから紛らわしい。有効成分として精油が採れるので蓄膿症や頭痛の漢方処方に用いられる。たぶんモクレン属はほとんどが同じ薬効を持っているのだろう。
天気が良ければフクジュソウがそろそろ開花しているはずなので、観察に出掛けたいところだが、あいにくの曇天続きで確認に行けない。彼女は陽光が降り注がないとパラボラアンテナ状花弁を全開してくれない。田んぼでは米作りの準備として牛糞などの肥料を散布している。これも田植え前の仕事であり、春を迎える大切な仕事である。
言い訳を天気の所為にしているが、出掛けることも多くなってきた。昨日はねんてん先生の俳句教室だった。1月は悪天候で休講を余儀なくされたので、2月に入っているが今年一年の計を聞かれた。長らく写真俳句という表現を採ってきたので、そこからの脱皮をしたいとの決意を披露したが、果たして成長できることが出来るだろうか?
「如月も 遅くはないか 年の計」