ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

寒アオイと雪割一華(ユキワリイチゲ)


 ギフチョウの食草とされているカンアオイが温室で、ユニークな花を咲かせている。観察会では葉を掻き分けて花を探すことになるのだが、温室内では誰にも邪魔をされないので、あらわな姿をさらけ出しているようだ。自然種では秋から冬にかけて花を咲かせるが、結実ても花姿のまま残っているので、花か実かの区別が付かない。雰囲気的には世界一大きな花として有名なラフラシアを彷彿させる。たぶんこの花も香りは良くないのかも知れない。そんな植物なのに蝶の妖精と言われるギフチョウのお好みなんて信じられない。蓼食う虫も好好きと言うところか。根茎は鎮咳作用のある薬草として利用されている。
 先日は京都植物園のバイカオウレンなどを紹介したが、花の文化園では同じキンポウゲ科のユキワリイチゲが菊咲き状の花を咲かせている。こちらは二リンソウなどの仲間でイチリンソウ属に分類されている。名前の由来は、11月頃から葉を出し越冬して春を迎えるので、「雪割」を冠されている。「一華(いちげ)」というのは1本の花茎に1つの花が咲く意味合いである。花言葉が「青春の歓び・切望」というのが、いかにもスプリング・エフェメラル(春の妖精)にふさわしい。


「高鳴りを 春の妖精 運び来て」

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