大きな月・星・花
ワームムーンが出てくるまで
金星の輝き
今朝の満月
大イベントとして期待していたH3ロケットの打ち上げが失敗した。H2までは比較的順調に開発が進み、宇宙ビジネスに名乗りを上げるためのH3開発だった。研究者や部品供給した町工場に働く当事者たちの失望は如何ばかりだったかと思いを寄せる。
ロケットがダメでも満月は楽しめる。日本全国天気が良いので3月の満月は期待できそうだと待機していた。天気予報番組で「空を見上げてみませんか!」とのアナウンスで、直ぐに飛び出したが、山に邪魔されてまだ姿を見せてくれない。手ぶれ防止用1脚をデジカメにセットして、顔を出すのを待つ。樹木の間から月光が漏れ出してくる。いよいよ天体ショーが始まる。西の空では金星と火星が間もなく沈みそうだが、光り輝いている。
今月の満月は『ワームムーン』と呼ばれている。虫たちが土の中から出てくる頃というアメリカの農事暦で命名されている。時あたかも日本の啓蟄と重なり合ったので、何となく感慨深い。日本ほど月を愛でる国は無いだろうと思っていたが、月と言えば秋で、年間を通じて愛でるのはどうしても希薄になる。花鳥風月をより楽しむ為かも知れない。
セイヨウタンポポがロゼットの上で大きな頭花を咲かせている。500円玉で比較したかったが、手持ちがないので10円玉を乗せてみた。地面にへばり付いているのでまるでベッドのように10円玉を寝かせてくれた。
「小銭入れ 十円玉に似た 春の月」