深山傍食(ミヤマカタバミ)
樹陰部に自生するミヤマカタバミ
水温む流れにコサギの行列(試合終了)
急激な気温の変化で、大阪は3月中に夏日になってしまった。テレビを朝から観る習慣はないのだが、前日の9回裏逆転サヨナラの流れを、決勝戦でも再現してくれるのか?が気になったのでWBCの行方を注視した。宿題を抱えながらのパソコンとテレビの二刀流である。
結局仕事は捗らずに、身体と心だけが熱くなってしまい、僕には二刀流は無理だと悟らされた。明日から雨だよと妻から後押しされて散歩に出掛ける。取って置き散歩道にそろそろ二リンソウが咲き出しているかも知れない。二リンソウは「急に気温が上がっても、その準備が整っていない!」と葉が展開しただけで蕾まで付けていなかった。
その代わりとして多年草のミヤマカタバミが清楚な姿で迎えてくれた。普通のカタバミより花も大きく、葉っぱに特徴がある。3枚の小葉の先端が切れ込みハート形になっている。こちらも葉っぱが睡眠運動するときに、閉じた状態が「傍食」「片食」と表記されるように、片方が食べられたように見えるところからの命名である。ミヤマシミキで触れたように山に咲くことから「深山」を冠されている。
花言葉が「歓喜」だから昨日の快挙にぴったりの花だと思うのだが。
「春の草 季節の進みに 追いつけず」