ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

庭石菖(ニワゼキショウ)

       ニワゼキショウ、アカバナユウゲショウ、ノアザミ

                  注し苗


 野の花探しに散歩した。春から夏へ向かうこの季節、様々な花が蝶や蜂たちを招き寄せるべくそれぞれの工夫を凝らしている。散歩道ではアヤメ科のニワゼキショウが虫の訪問を心待ちしている。と言うのも受粉が終われば直ぐに閉じてしまうと言う合理的な戦略を持つ。受粉出来なかった花は夕方には閉じるが、翌日また開花して受粉できるまで数日繰り返す。
 ニワゼキショウが渡来してきたのは明治20年頃らしい。観賞用として鉢植えや路地植えしていたものが、日本各地に拡がり帰化してしまった。他にオオニワゼキショウというのもあるが、背丈が高いだけで花はニワゼキショウよりも小さく見栄えがしない。こちらも帰化植物になっている。アカバナユウゲやノアザミも各所で咲いている。
 田んぼに水が張られ、田植えを終えているところもある。最近ではあまり見かけなくなったが、窓から見下ろすことの出来る田んぼでは機械植えしたあと、無駄なく注し苗を施されている。田んぼが愛おしくってしかたないというほど、丁寧な農作業振りで見ていても気持ちが良い。昨日に続き今朝も陽光を浴びながら注し苗を続けておられる。応援してあげたくなる農家のプリンスだ。


「欠落は どこぞに無いか 早苗束」

×

非ログインユーザーとして返信する