羽化直前!
間もなく羽化するだろうサナギ
所狭しと茂った藍
地植えの藍と玉之浦
クチナシ美人比べ
ジャコウアゲハがたくさんの卵を産み付け、数え切れないぐらいの幼虫がウマノスズクサを食べながら成長する様を観察し続けてきた。彼らは自分が生き残るために、ある時期からは仲間を排除するようだ。大きくなった幼虫は他の幼虫に葉を食べさせないように、葉を落としてしまい、自分用の縄張を持つように見受けられる。終齢幼虫はすべての葉を落とし、茎の先端だけを食べてサナギの時期を迎えている。
サナギになる時期が来れば、自分を固定する場所探しを初めて、他の植物の葉裏や壁など人工物を探し出して固定する。フジバカマの葉裏には4つのサナギを確認した。ヒオウギでは3つ、クチナシには2つ、プランターや壁などの人工物にはサナギとサナギ前の幼虫7つを確認した。たぶん見落としもかなりあるはずだ。
今朝辺りから羽化を始めても良いはずだが、今日は出掛けるので彼らに付き合っていられない。これからは毎朝羽化してくれるので気長に観察を続けたい。羽化直後の綺麗なジャコウアゲハを朝立ち見守り隊の仲間にも見せてあげたい。
雨で足止めを食らったので、猫の額花壇やプランターの植物たちを観察した。かなりの雨が降ったので、渇きを覚えた植物たちは息を吹き返してきたようだ。藍も大きくなり、とても食べきれる量ではない。使い道を探さなければ。乾燥させて藍茶にしたいが、あいにくの梅雨空である。たくさんの花を咲かせたクチナシも色あせてきたが、次から次へと開花するので、香りだけは途切れる事はない。どの花が一番だろうと「美人比べを」してみた。やはり開花直後の平開前が瑞々しい。今年はたくさん結実してくれるかも知れない。
「梅雨晴れ間 今日か明日かと 待つサナギ」