ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

鮎の季節

                  鮎登り

             ビワで子山賊の酒盛りを


 6月の何日から鮎の解禁日になったか知らないが、近くの渓流で竿を操る鮎釣り師の姿を見かけるようになってきた。鮎釣りは夏の風物詩である。昔から釣り好きだったので、ついつい足を止めて見入ってしまう。ところが易々とは掛ってくれない。絶えず場所を変えられる疲れた友鮎の姿しか現認できない。頑張って!と声をかけるのもはばかられる雰囲気だったので、そっとその場を離れる。
 少年時代から釣りはしてきたが、鮎の友釣り経験はない。琵琶湖の稚アユ釣りに何度か訪れた思い出を残すのみである。渓流まで遠征してアマゴの毛針釣りに連れて貰ったこともあるが、それとてものめり込むことはなかった。今から思い返せば、もう少し時間の余裕があるときならば、たぶん毛針作りに励んだ事だろう。
 基本的には釣った魚は全て食べる派だったので、どうしても対象は海釣りになる。磯釣り、投げ釣り、筏釣り、船釣り、防波堤釣りなど様々である。そんな経験を持ち合わせているので、魚料理の担当部長を未だに妻から仰せつかっている。
 16,000歩の渓流沿い歩きになったが、立ち止まって鮎釣りを観ていたので、思わぬほどの時間を費やしてしまった。帰宅すると下校途中の子どもたちがビワに群がり、小さなビワを採っている。どうぞご自由に!と短冊を吊してあるので、たくさんの方に啄んで貰っている。小雀が杖で枝を引っ張っても熟れたビワまで届かないので、高枝バサミで採ってやる。山賊の酒盛り風に道路に座り込んで、ビワを甘い甘いと言いながらむしゃぶりついていた。なんとも可愛い児童たちの道草風景である。学校で採れたキュウリを分けあいながら、かじる姿も能勢の児童ならのことである。鮎は別名で香魚と言うが、キュウリの香りがする。


「くたびれて もう限界と 囮鮎」

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