ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

旅する料理人

           実践派の「旅する料理人」三上先生

        能勢電車内も「旬」を演出


 地球環境『自然学』講座が1ヶ月ぶりに開講した。今年度は「食」を通しての地球環境問題を探るということなので、食いしん坊のロクには興味津々である。今までの森里海連環学シリーズでは概ね大学教授や名誉教授たちが講師群だった。ところが「食」をコンセプトにカリキュラムが組まれ出してからは、学術的考察より実践報告が主になってきた。
 今回も「旅する料理人」という肩書きを持つ方で、タイから帰国したばかりの三上 奈緒さんが先生で、数日前に接して来られたタイの奥地でも「うまみ」成分とされるグルタミン酸ナトリウムが多用されだした現実に目を丸くされていた。
 講座では日本各地へ出向き、そこで接してきた地元の「うまいもの」画像がたくさん紹介された。おいしいものは顔の見える処で作られると言うのが、栄養士としての彼女の根底に流れている。食育イベントでは食材に命が宿っていた事を感じられる工夫がされている。生命感あふれる食材には、それ自体にうまみが凝縮されているのを体感して貰う。
 人間の身体は食べ物で作られる。何も足さない、何も引かない、素材が持つシンプルなうまさを味わえるように、偽のうまさから脱却できるように味覚感覚を取り戻さなければ、と反省させられた食育講座だった。とりあえず「旬」にこだわりたい。とうぶん茄子に明け暮れるのだろうなあ~。


「新米は まだかと覗く 道の駅」

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