映画でも紹介される微生物と「菌根菌」

　　　　　　　　　　　　　　事例報告でも｢菌根菌」

　　　　　　　　　我が家のモビール「菌根菌」

　　　　　　　　　　「葉から芽」のスタートは「葉から根」

　関西よつば連絡会、北摂協同農場 吉村農園などの共催で開催された自主上映会に参加してきた。アメリカのドキュメンタリー映画で、大地再生が温暖化も食い止める要になると言う、土作りの大切さを謳ったものである。会場の都合もあり画面が小さく、翻訳文字を追っかけるのに苦労したが、炭素を土に取り込む土作りの事例の数々は、これからの持続可能な農業の方向性を示す立派な内容のドキュメンタリー映画だった。
　第2部では実際に能勢の地で取り込まれている吉村農園からの事例報告があり、2年足らずの環境再生農業への取り組みで、一定の成果を出すことが出来たとの報告だった。環境に悪影響を及ぼすプラスチックマルチを止め、被覆植物で土の流失を避け炭素を土中に貯め込むと言う有機農法である。試行錯誤の連続で有機農法まで至らず、保護農法という折衷案を編み出されて、その農法を広めようという取り組んでおられる。
　保守的な能勢の地に若い農業者が新たな種を蒔いてくれるのはありがたい。｢食｣の講座も土に根ざした話だった。アーバスキュラー菌根菌は昨日の土作りにも登場した。我が家では菌根菌のネットワーク模式モビールが、窓からの風に揺れている。「葉から芽」と言われるマザーリーフが2～3日で根を出してきた。まさに「葉から根｣状態だ。

「秋の田を　緑と黄色が　モザイクに」