ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

稲刈り~始終~

                稲刈りの始終

       遠慮がちなダイサギ・セグロセキレイ・ハシボソガラス

                招かれざる客 今朝のカメムシ


 何時も目を細めて観ている窓下の田んぼで稲刈りを始められた。尊敬の念を込めて呼んでいる「草刈りおじさん」の田んぼである。今時の稲刈りは鎌で刈るなんて事は無くなり、農機で一気に刈り取るので「稲刈り」の言葉さえそぐわない気がする。
 草刈りおじさんの田んぼは、先ず4隅を鎌で四角に刈り取られる。農機での刈り残しを防ぐ為と、方向転換をしやすくするためである。刈り始めから刈り終わるまでの始終を、次回のサークル案内を作りながら拝見していた。あらかじめ図面を引いて作業に掛ったのかと思うぐらいの丁寧さである。画布に線を引くような狩り跡が描かれていく。田んぼアートを観ているような作業に、流石と感心するばかりである。
 狩りあとで逃げ惑うイナゴを求めて来たのか、白鷺(ダイサギ)も遠慮がちに農機の後をついて歩く。セグロセキレイまでがご相伴とばかりに飛んでくる。ツバメも低空飛行を繰り返し餌にありつけたのだろう。今朝はカラスが残り物を探しに来た。もうイナゴもいないだろうと思うのだが。
 窓には招かれざるカメムシがやってきた。季節は一気に秋へと進んでいる。


「稲刈りも 野分の狭間 天高し」(あえて三季重ねで)

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