力芝(チカラシバ)の花・トットちゃん絵本
チカラシバの花が咲いている
最後のヒオウギ
買い物は全て現金で!とかたくなに世の中の便利さについて行けない生活を続けている。高速バスの予約も便利になったが、それすらもたもたしながらパソコンに向かう。何とかパスワード保護まで漕ぎ着けて、予約権を獲得した有様である。決済は勿論現金だから、近くのコンビニを利用してチケットを確保してきた。スマホでのペイペイや、ネット販売などを利用すれば便利なことは判っているのだが、その一歩が踏み出せない。
コンビニに向かう途中で、若いチカラシバを見付けた。近寄って観察すると花を咲かせている。イネ科特有の地味な花だが微かに赤味を帯びている。花穂を揺らすと花粉を飛ばす。初めて観たチカラシバの花だったので、急いで帰宅し、デジカメと撮影用のバックシートを用意して、何とか画像に収めることが出来た。
変哲もないチカラシバだが、子どもが学校への行き帰りに通る道なので、花穂をしごいて栗の毬を作ってやったりしている。君たちが根を引き抜こうとしても、抜けないほど強いから「力芝」と言うのだよと説明する。
妻がトットちゃんの絵本情報を知り、図書室に予約しておいてくれた。検索の結果、国会図書館しかヒットしないと言っていたが、大阪府立図書館から廻ってきた。原案は黒柳徹子さん、柏葉幸子さん(文)、松本春野さん(絵)で今年の7月に出版された「トットちゃんの15つぶのだいず」である。松本春野さんはいわさきちひろさんの孫娘。戦争体験を15つぶのだいずで凌いだ思い出話で、平和が脅かされいる現在への警鐘になっている。
「えのころに 負けじと花を つける芝」