マッターホーン近くで拾った石の数々

　　　　　　　　　　採取してきた孟宗竹

　　　　　　　　　　　　教えて頂いたナツアカネの訪問

　ほぼ1週間かけてウエルカムボード作りをしてきた。と言っても掛かりっきりと言うほど時間は割いていない。思いついたときに手を加えてきただけである。使わなくなった古い登山靴に水差し用としてペットボトルを差し込み、そこへ季節の草花などを飾ればお洒落な演出が出来るだろう。
　｢夢工房極楽トンボ」と彫刻したボードの上には、マッターホーントレッキングコースに行く度に持ち帰った薄っぺらい石を貼り付けた。10個以上も溜まっている。雲母のように薄く剥がれるので、現地では屋根材として葺かれている。登山靴とのコラボレーションを考え、尾根をイメージした構想である。
　ヒガンバナをメインとして、ススキとエノコログサを注せば、秋を演出できる。これで準備完了である。宗教団体の勧誘と詐欺紛いの訪問販売以外は、何方でも “いらっしゃい～” とお迎えすることが出来る。
　干支作りの構想も練れているので、材料の孟宗竹を知り合いの竹藪まで採りに行った。伐り時は「竹八月木六月」（旧暦）と言われているので、9月下旬から10月にかけてが良いらしい。3年ものぐらいの立派な孟宗竹を伐り出して来た。今から天日で乾燥させれば、年末には｢辰｣の材料として使えるだろう。根っこに近い一部をウエルカムボード支柱の土台として活用した。物作りでアイデアを膨らませている時間が楽しい。

「月までも　添えたき想い　草花に」