ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

莕菜(アサザ)と十月桜

        アサザとジュウガツザクラ(背景は阿倍野ハルカス)


 今年も残すところあと2ヶ月あまりになって来た。サークル「トンボのメガネ」としては来年度の例会訪問先24ヶ所を確定しなければならない。何度かの下見確認もしないと、環境変化などで植生が変わっていることもある。と言うことで2ヶ月前というのはタイムリミットになっている。
 先月のブログでも紹介したように、サークルの相談場所は天王寺の「慶択園」と大阪駅構内4Fの「時の広場」と決めている。前者は150円の入園料、後者は無料と言うのが嬉しい。事務局メンバーが奈良県在住と言うことなので、お互いに配慮しながら交互に場所を変えることにしている。
 何とか24ヶ所を埋めることが出来たので、慶択園を出て隣接する池の周辺で、ジュウガツザクラとアサザを観てきた。冬咲き桜として良く知られているが、名前の如く10月には咲いてくれる。春にも咲くので2度咲きと思われているが、秋に咲くのは3割ほどで、残りの7割は春に咲かせる戦略である。とうぜん春が華やかな装いで登場してくれる。
 一方、ミツガシワ科アサザの花期は夏場だが、今年の異常気象で10月になっても咲き残っている。アサザは琵琶湖や霞ヶ浦に群生していた植物だが、環境変化でほとんど姿を消してしまい、今では絶滅危惧種に指定されている貴重種である。ヒツジグサとよく似た葉を持ち、ハナジュンサイと呼ばれ若葉は食用になるらしいが、絶滅危惧種に触手を伸ばすなどの蛮行に及ぶことはしないのでご安心を。


「十月に 咲かす桜の 親こころ」

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