稲の二番穂
いっちょまえに穂が出ている
酒米の田だけ刈り取られていない
晩稲を刈った跡と既に漉き込んだ田んぼ
茶の花も今を盛りと咲き出している
クサギが提供する💍
窓から見下ろす田んぼの晩稲も刈り取られて、スッキリしたと言うよりも秋の深まりを感じさせてくれる。ところが稲は生命力が強いのか、刈り取られた後も成長を続け、稲穂まで着けだしている。一般的に「二番穂」と呼ばれ、稲のひこばえとも言われている。「稲孫」「穭」と表記され「ひつじ」と読むらしい。
今でこそ品質の優れた米が大量に生産され、米不足を心配するどころか、過剰米の有効活用が取り沙汰されるほど潤沢に出回っている。一番穂を刈り取った後に出てくる二番穂は、土に漉き込まれるだけだが、古に遡れば食用として利用されていただろうと想像できる。
何年か前に発泡スチロールで稲を育てて食べたことがあるので、今度は二番穂まで育てて試食してみたいと思っている。少量しか採れないので黒米などで試した方が良いのかも知れないと、来年の観察テーマの候補に挙げている。
我が家では毎年60㎏の玄米を農家から届けて貰っている。それで何とか1年間保たすようにしている。晩酌習慣があるので夜はご飯を食べないが、休肝が続くと米の消費量が増えて60㎏では足らなくなってしまう。ビールにするかご飯にするか?それが問題だ。
「二番穂は 見向きもされず 土になり」