ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

アイデア拝借💡

            ブローチ式とゆらゆらトンボ


 サークル「トンボのメガネ」の宿泊行事を中止としたので、急遽通常例会に切替えることにした。急なことだったので訪問先を探さなければならず、何度か夏場の例会として催行したことがある万博記念公園での工作作りを思いついた。
 メンバーの方から要望のあった「虫除けトンボ」を提供したい。数人の方には差し上げたが、昨年と同じものでは芸が無いので、少し進化させたものでアッと言わせたい!このブログにいつも訪問して下さる “山小屋のよっさん” という方が農作業時の虫除け対策としてオニヤンマを自作された。針金の先にトンボをつけ、麦わら帽子の上でゆらゆら揺れる様子をFacebookで動画配信されている。これだ!と目を着け、早速試作してみた。針金の堅さのせいか揺れるまでは行かないものの、帽子の上でくるくる回ってくれる。今年の「虫除けトンボ」はこれでいこう!山小屋のよっさんアイデアを拝借しますよ。
 因みに彼はFacebookの「山田能久」さんで検索して頂けると訪問できるはずだ。竹カゴ編み指導者、安来節伝承者、奥出雲たたら製鉄歴史ガイドなど多方面で活躍されておられるので、興味のある方は訪問して欲しい。何よりもゆらゆらトンボが傑作だ!


「手作りの 蜻蛉が帽子で ゆらゆらと」

烏瓜(カラスウリ)雌花

             カラスウリ雄花(参考画像)

             

             逸ノ城の笑顔を狙ったのだが

              サナギ化をはじめた幼虫


 大相撲が始まると中入り後あたりからテレビにかじりつきになる。15日間テレビ桟敷で早めの夕飯を採る癖がついてしまい、場所が終わってもその習慣が抜けきらずに、だんだん夕飯時間が早くなる。これって老化の兆しかもしれない。名古屋場所が終わってしまったが、コロナ陽性者が続出した異例の場所になり、歴史に残ることだろう。逸ノ城の優勝は大関陣の最後の踏ん張りが彼を側面から支えたように思われる。
 今日から屋根と外壁塗装のための足場組みが始まるので、邪魔にならないように周辺整理を済ませておいた。花壇を確認すると、今夜開花するぞ!と言わんばかりのカラスウリの蕾がついている。「ダーウィンが来た」をチラチラ観ながら、カメラを持って開花の様子を確認する。レース模様の少なさから雌花だろうと判断した。優雅な姿の雄花が咲いてくれるまで観察を続けたい。
 ジャコウアゲハの卵がほとんど雨蛙に食べられたので、幼虫の姿を見かけなくなってしまった。何とか生き延びた幼虫がサナギ化するためにフジバカマの葉裏にしがみついている。こちらの観察も欠かせなくなる。サギソウも何株かが花茎を伸ばして花を咲かせる準備をしている。今年の夏は忙しくなりそうだ。


「円舞会 白いレースの 烏瓜」

作る・学ぶ・飲む

               作り直した紙芝居枠

               コウノトリの全て

                ボトルキープ


 “飲む・打つ・買う” なんて言葉はジェンダー平等が叫ばれる今日、死語になってしまったはずだが、実態としては厳然として生き続けている感がする。今なお日本では男社会が幅を利かせ、世界的にもイスラム圏の次にランクされるぐらい女性の社会的平等性は低い。たまたま電車内で若いパパが赤ちゃんを追い紐で抱っこしている風景に出くわし、爺ちゃんロクが目を細めて眺めていたぐらいの現状だ。今あるパチンコでは満足できず、「打つ」を常態化させるカジノ建設にひた走っている輩が政治を牛耳っている。
 テーマとは随分と脱線してしまったが、ロクの世界は「飲む・打つ・買う」の向こうを張って「作る・学ぶ・飲む」に徹している。在宅の時は何かと手を動かして「作る」世界に没頭している。バージョンアップさせた紙芝居用の枠作りを、午前中の仕事としてやっと完成させた。
 午後からは月2回の地球環境『自然学』講座日で、興味あるコウノトリ野生復帰の活動活動を拝聴できた。徳島県からの報告で「NPO法人とくしまコウノトリ基金」の事務局長をされておられる紫折 史昭さんから、コウノトリの全てと言っても過言でないほどの話を伺えた。2~3日以内ならコウノトリについてのレクチャーが出来るほどの知識をインプットしてきた。
 講義が終われば打ち上げとして居酒屋に寄るのも毎度のことである。最近では久しく遠ざかっていたボトルキープまでしてある。たぶん付き合わされる二人の女性には迷惑をかけていることだろう。自分だけの都合で、一時間足らずの反省会としているのも申し訳ない気分である。


「真夏日を ハイボール〆で フル稼働」

馬の鈴草(ウマノスズクサ)

          サキソフォンに似た花「ウマノスズクサ」

            アリマウマノスズクサ(参考画像)

           可愛いキノコの幼金(イチョウタケ?)


 ジャコウアゲハの食草として花壇に植栽したのがしっかり根付いて、フジバカマに絡み付きながら勢力を拡大している。第2弾の幼虫を探していると、特徴ある花が咲き出したのを見つけることが出来た。ツルを辿るとたくさんの蕾をつけている。しばらくは花壇観察を楽しめそうだ。
 それにしても変わった花である。サキソフォーンに似た花は花弁を持たず、筒状の萼片の下部に子房が付いている。一見食虫植物のウツボカズラに似ている。それを子宮に見立ててギリシャ語学名では「最良な出産」としている。仲間にアリマウマノスズクサというのがあり、六甲山で見付けたときには躍り上がったほどである。琉球ウマノスズクサというのもあるようだ。ギフ蝶の食草であるカンアオイがウマノスズクサ科だったというのを、今朝図鑑で確認するまで知らなかった。ウマノスズクサは毒草だが解毒、腫れ物の痛み、消炎、去痰などの薬効があるので、薬草としても使われている。我が家ではひたすらジャコウアゲハの食草として見守っている。
 爽やかな1日だったが夕方にお湿りが有り、束の間の虹を楽しませてくれた。


「夏草の ツルの夕暮れ 虹の花」

犬桜(イヌザクラ)

             黒く熟れた実を探して試食


 幽閉生活(梅雨と宿題)から解放されてやっと山歩きに参加できた。妻の主宰する「3木会」で初級コースの山歩きグループである。皆さんも久し振りの歩きなのかスローペースだから助かる。基本的には最後尾を歩くようにしているのだが、足に自信のない方から、所々で植物観察をしてもらえると追いつけるから、前を歩いてと催促される。
 かろうじて目に付いた花はリョウブ位だった。エゴノキの花が咲いている時に「森のシャンデリア」と紹介したことを思い出すが、たくさんの果実がぶら下がっているのも見応えがある。ユクノキは大木なのでマメ科の特徴を持つ羽状複葉の葉を観察してもらえなかった。息継ぎのためと割り切ればそれで良しかも。
 能勢では自生のウワミズザクラはよく見かけるが、同じバラ科ウワミズザクラ属のイヌザクラは珍しい。サクラの仲間なのに見栄えがしないことから「犬」を冠された気の毒なサクラである。ウワミズザクラは宮中の亀甲占いに欠かせない植物だから重宝される。新潟県では蕾を塩漬けにしたものを杏仁香(あんにんご)と呼び食用として人気がある。実を生食しても美味しいから小鳥との争奪戦になる。
 イヌザクラの実がたわわに実っているのに出くわせた。ウワミズザクラの実が甘くて美味しいので、同じ仲間だから美味しいだろうと味見してみた。種まで食べると苦みを感じるが、野生サクランボの味がして、杏仁の香りが口中に拡がるのでワイルド派のロクとしては合格点をあげたい果実だった。好奇心旺盛な何人かの方が試食された。


「さくらんぼ 苦みが命と 野生種を」