ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

身近な野鳥たち

        ツグミ・シジュウカラ・バン・コチドリ・コサギ・トビ


 馬見丘陵公園で野鳥も観察対象にしていたつもりだが、メインは河津桜だったので双眼鏡までは持って行かなかった。だから梢を飛び交う小鳥の種類までは確認できなかった。たくさんのバーダーさんが望遠を構えておられたので、通りがけに声をかけるぐらいだった。肉眼で確認できたのはメジロ、コゲラ、シジュウカラ、ツグミぐらいで、水鳥のヨシガモやクイナの仲間ヒクイナに出会えることもなかった。辛うじて岸近くのバンの赤いクチバシを写真に収められたのが成果である。
 里山でよく見かける冬鳥は、地面を跳ね回るツグミだろう。昔はカスミ網を仕掛けて食用として獲られていた。スズメを食べたことはあるが、ツグミを食べた経験は無い。キジバトは獲物として時々届けられた。
 冬鳥のツグミは3月の声を聞くとシベリアへ帰って行く。日本にいる間の活動はひたすら生きるための体力作りに費やされる。群でやって来たツグミはバラバラになり、単独行動で餌を求めて野原で跳ね回る。枯れ葉の下などで越冬している虫を探すためである。その様子が “だるまさんが転んだ” と遊んでいる幼児に準えられている。繁殖行動はしないので恋の囁きと言うべきさえずりをしない。無口なところからツグミと名付けられた。
 シベリアに帰って行く彼たちは大丈夫だろうか?かっての抑留民が頭をかすめ、ロシアのプーチンまでに連想ゲームが進む。21世紀のヒットラーと言っても過言ではないだろう。世界中の正義の声が燎原の火のごとく燃え拡がっている。核のボタンを手にするプーチンを抑えられるのは一人一人の声でしかない!
 プーチンも怖いが、どさくさに紛れて日本も核武装を!と言い出す時代錯誤も甚だしい「維新」がもっと怖い。右翼政党「維新」の本質が露呈されてきた。


「ツグミたち 戻れば声出せ 北帰行」

梅>桜の馬見丘陵公園

              梅林ではしだれ梅が

           辛うじて咲き出した河津桜の1~2輪


 例年の桜開花記録などを確認して日程設定したつもりだったが、サークル「トンボのメガネ」例会日の昨日、お目当ての河津桜はまだ蕾膨らむ程度だった。今までは京阪「淀」の河津桜を訪ねてきたが、同じ処では新鮮味がないので、今回は古墳で有名な奈良県の馬見丘陵公園の河津桜並木道を訪ねることにした。
 1週間前に下見してくれたサークル仲間の情報では、蕾も膨らんできたので例会当日にはなんとか咲いてくれるだろうとのことだった。この公園では四季折々の花を咲かせているので、行けばなんとかなるという安心感がある。水鳥や野鳥観察も楽しめる。古墳好きにも満足して頂ける。
 ところが今年の寒さ続きには植物たちもかなり戸惑ったようである。ようやく梅林が遠目にも色着いてきた段階で、観梅をテーマにすれば良かったと言う有様だ。梅は咲いたか桜はまだかいな~の1日で、野鳥観察の準備もしていかなかったので中途半端な観察会になってしまった。古墳箇所ではメンバーからその意味合いなどをレクチャーして頂き、古墳の裏側には手が加えられていない点などを実際に確認することも出来た。新しいメンバーを加えて14人がしっかり歩き回れたのが、何よりの春呼び例会になった。


「丘陵に 桜の数より 人の数」

チョコのお返し

    チーズ擬き・ウインナ-・ちくわ・イブリガッコなど「長屋の食材」


 今年のバレンタインデーには5人の方からチョコレート類を戴いた。現役時代には「義理チョコ」などという風習が流行り、おじさんに「本命チョコ」など舞い込む隙間もなかった。だから翌月ホワイトデーのお返しなどは全くの気まぐれだった。
 ところが地域の方やサークル仲間から「友チョコ」として頂けるのは、お世話になりましたという心がこもっているようで何となく嬉しい。商業ペースに乗らない「お返し」をと考えたのが、相手に気を遣わせない程度の小物燻製だった。何度かチャレンジした豆腐の燻製である。いかにチーズ擬きに仕上げられるか!見てくれだけはチーズっぽくなったが、所詮は豆腐である。味はともかく珍しいものと言うことで喜んで頂ければ良しとしよう。燻製作りも男のロマンとして長らく楽しんできた。ニジマスなど釣りに出掛けることもなくなったので、半欠けのロマンで甘んじている。
 池波正太郎や藤沢周平の本は図書室の棚から姿を消して、申し訳程度しか置かれていない。高田郁作品も読み終えたので、誰に乗り換えようかと思案しながら図書室に行った。浅田次郎もいろいろと手に取ったが、ペンクラブ会長を意識しているのか、結構難解な語彙が多用されるきらいがあり、しばらくは遠ざかっている。肩のこらない半沢直樹などの痛快小説にも少し飽きが来ている。百田作品は意表を突いて面白いが、作者の人間性に難があるので、積極的には近寄らないようにしている。
 人気作家としてたくさんの作品を世に出している山本一力のコーナーで立ち止まった。ページを繰ると江戸の庶民が登場している。どうやら暖かそうな作品だと思えた。当分は彼の作品を追っかけることにするか。


「忘れじと バレンタインの お返しを」

満作(マンサク)

                春が来ただよ~

             春を待ちかねた生き物たち


 草本のフクジュソウを春の妖精として採り上げたのに、木本類では梅を紹介しただけである。梅は花期が長いこともあり「梅林」として見せる文化が定着してきた。椿やバラなどと同じように植栽種として人々に愛されている。
 ワイルド派としてはどうしても野山に自生する植物に惹かれる。春の先駆けとして登場してくれるのがマンサクである。日本特産種というのが嬉しい。「先んず咲く」から転化したのが名前の由来になっている。秋の豊年満作への期待も込められて「満作」とされた。
 マンサクは自生地域によってマルバマンサク、アカバナマンサク、トキワマンサクなどがあり、紅色の花を密につけるベニバナトキワマンサクと言うのまである。外来種としてのシナマンサクヤ、アメリカマンサクなどが公園などに植栽されている。
 薬効もあり、民間でも乾燥させた葉を煎じて服用されていたとのこと。皮膚を引き締める作用もあるので、収斂化粧水を手作りされるようだが、肌に合うかどうかのパッチテストは欠かせない。
 樹皮に粘りがあり強靱なので、綱代わりに薪を縛ったりしていたとのこと。日本むかし話の世界である。世界遺産の白川郷「合掌造り」の柱はマンサクの樹皮で縛られていると言うから、日本の伝統建築文化と切っても切れない大切な樹木だったと教えられる。


「花びらの リボンのねじれ 満作に」

牡蠣三昧

                蒸し牡蠣で

             牡蠣と烏賊のアヒージョ


 先日の買い出しでアヒージョに牡蠣を入れようとチューブ入りを2つ買った。単にその方が安かったからという小市民発想からである。ところが娘から殻付き牡蠣を送ったとのラインが届く。赤穂御崎の坂越からの直送便である。嬉しい悲鳴。
 牡蠣は鮮度が勝負なので、何はさておきレンジでチンして蒸し牡蠣として戴くことにする。飲みきれなかった甲州ワインの白が残っている。何でも産地では「1年牡蠣」として育てられ、殻の大きさに関係なく大きな身に育っている。爺婆二人では食べきれない内容量だったが、白ワインが後押ししてくれたのでなんとか完食できた。二人の体重差は6:4だが、全ての食べ物は平等に分けるというのがロク流で、ある意味彼女にとっては拷問に等しいことになっているのかもしれない。ただしアルコールに関しては最大限の配慮で、殆ど苦渋を引き受けている。
 何も味付けしない蒸し牡蠣を平らげてから、味の濃いアヒージョも残さず戴く。半分のワインは既に前半でなくなってしまっているので、オリーブオイルとニンニクが効いた濃厚な牡蠣はビールが合う。牡蠣フライもレシピに入れていたが、そこまでは手が回らないので翌日に持ち越すことにした。2日続けての牡蠣三昧に、当分は牡蠣の顔を見たくないと言ったところだが、プリプリ牡蠣を現地で食べてみたいと言い出す始末である。


「牡蠣の出汁 もったいないと 味噌汁に」