ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

双六上がり😄

            双六上がり・景品・遠藤周作作品

              500gで1,500円の特価品

           立つほどの厚切り国産ステーキ肉

              豪華なステーキに変身


 晴れたら散歩にでも出ようかと思案していたが、曇り空で寒々している。午後からは区の総会があり班長当番なので出席しなければならない。灯油も切れているので買っておかなければならない。睡眠導入用の本も読み終えているので借り換えなければならない。終日「ならないづくし」の雑用日として過ごすことになった。
 年明けに図書室に行ったときにお遊びで双六をさしてもらった。本を借りたときに賽を振ることが出来る。運良く2度目の訪問時に見事上がってしまった。なんとも幸先の良い今年の出足である。先着50人に景品が貰えることになっている。図書室で購入する雑誌に付いている付録を、利用者に配るという方策として考えられた双六景品である。
 先日雪の日にスーパーまで食材調達で出かけたが、鮮魚以外に肉類も買い揃えるのは何時ものパターンである。よほどのことがない限り食材は国産にこだわっている。出来るならば地産地消にしたいところだが、家計の都合もあるので出来るだけ安価で安心できるものを探すことにしている。目にとまったのは厚切りの国産ステーキ肉である。部位はモモと云うから上手に焼かなければ、年寄りには噛み切れないことになるだろう。魚と肉料理には自信があるので、今回は板長ではなくシェフ・ロクの出番となった。


「双六の 賽で今年の 運試し」

昔は水害がなかった!

               おばちゃん先生

            室内も氷点下


 2021年度の地球環境『自然学』講座もあと3回を残すだけになった。年間で20回のカリキュラムが組まれている。ところが何度もコロナの波が押し寄せ、殆どがリモート講座になってしまった。今回も急激な第6波の広がりで対面講座が危ぶまれたが、「豊かな球磨川を取り戻す会」事務局長のつる 詳子氏が九州から駆けつけ演壇に立たれた。
 講師は球磨川下流域、河口から20kmにあった荒瀬ダムを日本で初めて撤去までこぎ着けた舵取り役だった。舵取り役というよりは一緒に汗を流す水夫だったのかもしれない。そんな紹介をすると凄い闘士のイメージがするが、穏やかなおばちゃん先生である。
 講座内容は門外不出という自然学講座本部の偏狭なお達しがあるので控えるが、目から鱗だったのは、昔は「水害」という概念や言葉がなかったらしい。大雨が降れば川が増水するのは予知できるから、事前に洪水対策を取ったり、しばらく避難したりしてやり過ごす知恵を持っていたとのことである。上流からの養分が下流に運ばれて、肥沃な大地が形成されるという循環を繰り返してきた。それがダムの建設とコンクリート護岸で壊されてしまい、河川を生活から切り離し、単なる水路にしてしまったことが今日の甚大な被害に結びついている。温暖化の異常気象の所為だけにしておけない話だった。
 そんな話はエジプトを旅したときに伺った記憶がある。巨大なアスワンダムの出現で土地が痩せてしまい、農作物の収穫が激減してしまったと言う、何処も同じ過ちをしている。
 今朝はこの冬一番の冷え込みだろう。よりによって石油ストーブの灯油が切れてしまった。水害の心配より部屋の暖房をしなければ凍え死んでしまいそうだ。


「こんな朝 使ってみたい しばれるね~」

バスが来ない🚏

               今日は晴れそうだ


 長居植物園は春まで休園しているが、園内にある自然史博物館はオープンしている。昨日から特別展「植物=地球を支える仲間たち=」が開催されることになっていたので、初日に訪問してみたいと雪が舞うのも何のそのとばかりに出かけた。バス停で待つがバスの来る気配がない。数分の遅れは仕方ないと待つが10分以上も待っておられない。お出かけは諦めて引き返すことにした。タイヤにチェーンを巻くほどではないと思うのだが、運転手が怖がって慎重になっていたのかもしれない。帰宅してから窓外を確認していたら、かなり遅れてバスが通り過ぎていった。
 午後まで雪が降っていたが、冷蔵庫内にはビールしか入っていない。ノーマルタイヤのマイカーで隣町のスーパーまで食材調達に出かけた。気温も上がってきたので道路の凍結も心配なかった。
 いつもスーパーに行くと真っ先に駆けつけるのは鮮魚売り場の目玉魚である。鯖の水揚げが好調なのか、大量の鯖が氷の中から手に取って欲しそうにしている。一応ゲットしておく。近海物のコーナーを覗くと立派なサイズのイトヨリが目についた。高級魚であっさりしているから料亭や病院食に使われる魚という先入観がある。今回は大型なので刺身でも食べられるだろうと購入した。生食がダメなら鍋に使うという選択肢もある。
 帰宅してから捌いてみると刺身に出来そうだ。身が柔らかいので湯引きにして霜皮造りにしてみた。寒いので鍋も欠かせない。たっぷりめに身を残したアラで吸い物仕立ての鍋にしたことは言うまでもない。


「雪の日は 鍋が合うねと 老夫婦」

雪の山へ

               足形ではなく手形


 雪がよく降る年回りになっているようだ。大阪のてっぺん能勢はどちらかと言うと日本海側の気象条件に近いので、その関係で雪をよく降らせるのだろう。昨年11月から今年にかけて数回の雪を経験してきた。町の標高も200から500mまであるので寒気も半端ではない。
 周辺の低山を見回すとうっすらと雪を被った北国のような景観である。2木会の例会日で剣尾山に登る予定だったが、標高783.74mもあれば頂上部の積雪が凍結している恐れがあり、アイゼンが必要だろうとの判断から、急遽行き先を変更して妙見山に出かけることになった。ルートは何種類かあるが、宗教的雰囲気の漂う一番きついコースを登るという。いつも最後尾を歩いて行くが、今回は正月太りで息が上り、皆さんを待たせるというていたらくぶりだった。絶えず写真を撮りながらの歩きだからやむを得ないのだが、走って追いつく程の体力はなかった。
 あえて「雪の山へ」をしたのは変な謙遜心からである。「雪山」とすればそれなりの装備が必要である。最低でもアイゼンやスパッツは携行しなければならない。シニアハイカーは山に残る雪を踏みしめて、雪山の雰囲気を味わってきたと云うだけで満足である。体全体を使ってラッセルした昔を思い出すが、もうそんな体力は残っていない。スキーも行けなくなってしまったのだから。


「日の差さぬ 最後の登り 凍てており」

街との落差

               池波正太郎と遠藤周作


 朝から雪のちらつく日だったが、ねんてん先生の俳句教室があったので、今年初めて大阪梅田に出てみた。雪こそ降っていなかったがオフィス街のビル風も結構寒いと感じる。自然の寒さと云うより、かえって寒々したものが身の回りをすり抜けていくようだ。
 一方地下街に潜り込むと時間すら判断できない空間に紛れ込んだようで、この分なら朝からでもお酒が飲めるような錯覚すら与えてくれる。実際朝から営業している立ち飲み店もあるほどだ。デパートも歳末ほどの賑やかさはないものの、松の内らしくウインドーのディスプレイは迎春一色である。
 俳句教室の兼題は「正月」と「自由句」だった。いつもブログアップしているものの中から選んで持ち込むから、宿題を課されたというほど負担ではない。少し推敲すれば良いものが出来るかもしれないが、閃きだけで作ったものを評価してもらい、あとでコメントを頂く方が勉強になると、自分に言い訳をしながら出かける。2時間足らずの教室はアッという間に過ぎてしまう。ミニ講座では「寒」の季語がたくさん使われてきたが、最近では死語になりつつあると伺い、これも温暖化の影響だろうなと納得してしまう。
 次回の兼題は「余寒」と自由句。余寒など使ったことがないので難しい季語の範疇になる。今から出来の悪い俳句になるだろうとの「予感」がしている。立春を過ぎたら「余寒」を考えてみよう。


「襟を立て しわぶき一つ 悪予感」